木部あく洗い


一口に木の「あく洗い」と表現しますが、

その内容は「あく洗い(汚れ落とし)」「しみ抜き」「日焼け落とし」「かび落とし」

と汚れの質に応じて薬品を替え、それぞれの汚れを取り除く工程を順々に行います。

この工程を総称して「あく洗い」といいます。 


木部の現状

色がくすんでしまっていたり、一部黒ずんでしまっていたり

木部特有の汚れが見受けられます。

開閉によって摩擦の影響を受けやすい扉周りは、特にシミや汚れが目立ちます。

木部のあく洗いで、木本来の美しさを取り戻しましょう!


①木材あく洗い

1.汚れ落とし

最初に最も頑固な汚れを取り除く作業です。

過酸化水素水を主成分とした薬品を塗布し、しばらく放置します。

汚れが浮き出てきたところを確認し、水だけをつけた刷毛で洗い流します。

薬品を塗布後、放置しているとアクが出てきている様子です。


この工程で汚れを残してしまうと後々残ってしまうため、

木に薬品が残らないようにしっかり水で洗い流します。

効果

  1. 古家増改築後のあく汚れ落とし
  2. 木部塗装塗り替え時の下地処理

特徴

  1. ハケで塗るだけで、アクや汚れを分解します。
  2. こすらないので木質を傷めずに汚れを除去できます。
  3. 天井等 手作業の難しい箇所の汚れも簡単に除去できます。



2.シミ抜き

「1.あく洗い」では落ちない長い期間によってできた

紫外線の「シミ」と「シミの素」を取り除くため、

シミ抜き専用の薬品(フッ化水素が主成分)を同じように塗布していきます。

この工程は「あく洗い」の作業と異なり、洗い流すと行った作業ではなく

「シミ」と「シミの素」を薬品によって化学反応を起こさせて消す作業のため

「あく洗い」の時より柔らかい刷毛を使用して

薬品を染み込ませるように塗ります。

効果

  1. あく洗い後の日焼け、カビ落とし
  2. 白木の漂白

特徴

  1. 水で薄める度合いによって漂白効果が変化
  2. あく洗い後の仕上げをきれいにする


3.漂白

漂白剤を木部に塗布し、 シミ抜きで落とせなかった「日焼け」を落とすため

薬品を替えて漂白を行います。

また、木の色自体を白く漂白することで、素材そのものの色に近づけます。

色ムラの出ないよう、色の変化に注意しながら少しずつ塗布して

汚れの度合いによって異なりますが、3~4回塗り重ねていきます。



回数を重ねるごとに色ムラや変色が少なくなっています。


②木材保護塗料仕上(オイルステイン)

「あく洗い」完成後は

木肌がそのまま外気に接している状態になってしまっているので

最後に木の美しさを長く保つように

木材保護塗料仕上(オイルステイン)をして完成となります。


③施工完了

ビフォーアフターを比較すると

シミや汚れによって黒ずんでいた部分が綺麗になり

建物が全体的に明るくなりました。

木の本来の美しさと温かみをより感じられる、美しい雰囲気の空間を取り戻しました。







温もりを目でも感じられるような、木の本来の美しさを取り戻しませんか?

「1部屋だけ」といった、狭い範囲での施工も大歓迎です。

調査・お見積は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。


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